 |
プラスチック製のカバーの奥にフロント・スプロケットがあります。 |
 |
カバーを外しました。周辺が思い切り汚れています。 |
 |
エアー・インパクト・レンチでナットを外します。ホームセンターで格安で買ったインパクト・レンチです。最大トルクは352N・mと表示されています。コンプレッサーの空気圧は8kgf/cm2弱です。一撃でナットが外れると期待したのですが、実際は百撃くらいで外れました。これは指定締付トルク186N・mのナットです。インパクト・レンチが弱かったのか、ナットが強く締まりすぎていたのか、こんなものなのかは不明です。 |
 |
無事にナットが外れました。しかし、スプロケットを指で思い切り引っ張ってもびくともしません。予想していなかったので途方にくれてしまいます。 |
 |
引き出しの中にこんなものがあったのを思い出しました。少なくともこの十五年は使っていません。この道具の名前もわかりません。インターネットで調べたら「プーリー抜き」とか「プーラ」ということがわかりました。 |
 |
プーリー抜きの腕の先のツメをスプロケットに引っかけ、中心のボルトを締めていくと、見事にスプロケットが外れてきます。感動しました。 |
 |
しかし、チェーンがクラッチのスレーブ・シリンダーに当たってしまい、もうちょっとのところで外れません。スレーブ・シリンダを外しました。 |
 |
スレーブ・シリンダを外すと、裏側はチェーンから飛び散った汚れでベトベトです。汚れがシールの内側に入らないように細心の注意をはらいました。 |
 |
ついにスプロケットが外れました。 |
 |
左が外した歯数15のスプロケット、右が歯数14のスプロケットです。ひと回り大きさが違います。 |
 |
新しいスプロケットをセットしました。 |
 |
トルクレンチを使って186N・mで締め付けました。これにはかなり苦労しました。リア・ホイールとスイング・アームに角材をかまして周り止めにしたうえで、渾身の力で締め付けました。 |
 |
スプロケットが小さくなったのでチェーンがゆるゆるになりました。調整をしようとスイング・アームを見ると、こんなシールが貼られています。シールには「サイド・スタンド状態でたわみ32mm」と書いてあります。しかし、オーナーズ・マニュアルにはセンター・スタンド状態で30mmと書いてあります。どちらが正しいのでしょう。オーナーズ・マニュアルを採用することにしました。センター・スタンド状態で30mmのたわみに調整するとサイド・スタンド状態では25mmになりました。 |
 |
ホイール・ベースが数ミリ長くなりました。 |
 |
使った工具です。コンプレッサー、エアー・インパクト・レンチ、プーリー抜き、六角レンチ、ボックス・レンチ、トクル・レンチ、ハンマー、マイナス・ドライバー、などを使いました。 |